あなたは「J・さいろー」というシナリオライターを知っていますか?
J・さいろー、、、それは小説家であり、2000年代中~後期ごろの萌えエロゲを手掛けたシナリオライターでもある。
氏が作るエロゲシナリオの特徴は、「とにかくエロい」だ。
どんだけエロいかと言うと、「萌えゲでこんなにエロくて大丈夫?」って心配になるほどエロい。
いや、エロゲなんだから、萌えゲだろうとエロいのは当たり前でしょ?
と思うかもしれない。
そう、エロいのが当たり前のエロゲ世界観の中でも、際立ってエロいのだ。
例えるなら、強いのが当たり前だった超サイヤ人が、限界を超えて超サイヤ人2に変身した時のように。
何がそんなにエロいのか言葉で表現が難しいが、あえて言語化するなら「ねっとりと絡みつくエロ」と表現したい。
普通の萌えゲが「晴天時のカラッとしたエロ」だとすると、さいろー氏は正に「梅雨時の湿度MAXなエロ」と言える。
それはまるで、官能小説を読んでるかの如く、艶めかしいシナリオと文章。
当時は「ライターがさいろー氏」、というだけでエロゲ界隈がざわついていたほど。
前置きが長くなったけど、そんな、「J・さいろー氏」がライターのエロゲを紹介するよ!
- 陵辱・輪姦など女の子が可哀そうなのは苦手。
- 萌えゲは好きだけどエロが物足りない。
- 抜きゲはいまいち好きになれない。
いつものエロゲとは違う艶めかしいエロさを体験してほしい。
※古い作品が多いので、実行環境に注意してください。
ゆのはな
発売日 | 2005年3月25日 |
メーカー | PULLTOP |
舞台 | 冬の田舎町 |
ヒロイン数 | 4人 |
シナリオライター | J・さいろー、丸谷秀人 |
テーマ | 神様、冬 |
J・さいろー担当キャラ | 桂沢穂波 |
拓也君は大学の冬休みに「ゆのはな町」を訪れた時、町の祠にバイクで突っ込み、交通事故を起こしてしまう。
祠には「ゆのは」という神様が住んでおり、祠から出てきた「ゆのは」は拓也君に祠の修理代を請求する。
高額な修理費用を請求され、拓也君は田舎町の「ゆのはな町」でバイトを始めることになってしまった。
本作は丸谷秀人氏とJ・さいろー氏の2人のライターがシナリオを手掛けている。
J・さいろー氏は1キャラのみ、丸谷氏はそれ以外を担当している。
丸谷氏も相当腕が良いライターで、キャラクタの魅力をかなり引き立ててくれる。
あらすじのとおり、可愛いけど守銭奴な神様に労働を強いられる話。
日当単位で祠の修理費用を支払いながら、バイト先のヒロイン達と交流していく。
作風としてはハートフルストーリーで、感動的ではないけど、じんわりと心が温まる感じ。
サブキャラ含めキャラクタが全員立っており、かつ、コメディもとても面白い。
冬の田舎町という狭いコミュニティながらも、読んでいて退屈しないシナリオは流石と言ったところ。
ゆのは(CV:七原ことみ)
ゆのはな町の守り神様であり、守銭奴。
元気いっぱいで明るい神様。でも、取り立て屋。
伊東 わかば(CV:生田香織)
拓也君の居候先である町の銭湯の娘。良い子すぎる純情な女の子。
声優はアイマス世代だったらご存じかもしれないあの人が担当。
高尾 椿(CV:一色ヒカル)
町の酒場の娘。サバサバしてる姉御肌。
桂沢 穂波(CV:木葉楓)
人見知りな町の喫茶店の娘。オカルトマニア。
愉快なサブキャラ達
(左から、わかばの友達、しぶぞう、穂波のママ、電気屋さん)
登場キャラクタが全員面白く、テンポの良いコメディが楽しめる。
本作のエロ担当は穂波ちゃんです。
物静かだけど性には好奇心旺盛で、日常シーンから扇情的に攻めこんでくるから油断ができない。
見た目はロリっ子なので、巨乳が好きな人のちんこには反応しないと思いきや、
実際にプレイするとロリっ子なのにもうビンビンです。
エロいのはJ・さいろー氏の書く穂波ちゃんだけで、他キャラのエロはあまり期待できない。
しかし、穂波ちゃんだけでも十分に見応えがあるエロとなっている。
共有・各個別ルートはストーリー・雰囲気が良いので、ゲーム全体としても満足できる。
キャラ良し、ギャグ良し、エロも良し、そして、年下の子に弄ばれてみたい人には是非おすすめ。
しろくまベルスターズ
発売日 | 2009年12月11日 |
メーカー | PULLTOP |
舞台 | クリスマス |
ヒロイン数 | 4人 |
シナリオライター | J・さいろー、丸谷秀人、御剣ヒロ |
テーマ | サンタ、トナカイ、冬、ファンタジー |
J・さいろー担当キャラ | 星名ななみ、月守りりか |
サンタが実在して、人々にプレゼントを届ける世界。
冬馬君はサンタのトナカイとして、新米のサンタ、星名ななみとペアを組む。
エースサンタや引っ込み思案なサンタも一緒にクリスマスイブに向けて動き始める。
同じくPULLTOPから。
スポーツのチーム名のような特徴的なタイトルに目を奪われる。
ヒロインがサンタクロース、男性陣がトナカイという、一風変わった設定が面白い。
サンタとトナカイはプレゼントを届けるため、「ツリー」と呼ばれる寮のような家で共同生活をする。
クリスマスを成功させるべく、ヒロイン達と準備をしていく話。
作風としては「ゆのはな」と同じくハートフルストーリーで心が温まる感じ。
ファンタジー色がより強いのが特徴。
キャラクタもたくさん登場し、賑やかしいのも魅力的。
冬の夜、雪の中でサンタとトナカイが駆けプレゼントを巻く様子は、とても幻想的で美しい雰囲気である。
星名 ななみ(CV:羽鳥空)
明るく元気なサンタっ娘。
月守 りりか(CV:有栖川みや美)
ニューヨークでエースだったエリートサンタ。何故か日本に飛ばされる。
柊ノ木 硯(CV:七原ことみ)
真面目で上品なお嬢様サンタ。
鰐口 きらら(CV:榊るな)
みんなが住む大家の娘。
サブキャラの面々
エロ担当はJ・さいろー氏担当のりりか姫。
ひたすら、主人公のちんちんを弄ってた記憶しか残ってない。
主人公と会う度に弄ってた気がする。
エロシーンの印象が強かったというだけで、もちろん、個別ルート出来が良いですよ。
ゆのはなが好きな人は間違いなく、好きになれる。
各キャラの魅力もあり全体的に話も良く、上手にまとめられている。
いつもとは違う雰囲気のある萌えゲをやりたい人には是非オススメ。
汐見崎学園演劇部 恋ぷれ〜あなたといちゃいちゃろーるぷれいんぐ!
発売日 | 2010年9月24日 |
メーカー | Meteor |
舞台 | 学園 |
ヒロイン数 | 3人 |
シナリオライター | J・さいろー 、高嶋栄二、星野真樹 |
テーマ | 演劇 |
J・さいろー担当キャラ | 柚木沢鮎香 |
妹と一緒に汐見崎学園に編入してきた主人公は、演劇部の九條瀬那とそのメイドに出会う。
主人公と妹は廃部に追い込まれた演劇部に入ることになり、瀬那たちと寮生活しながら学校に通うことになった。
通称「恋ぷれ」
攻略可能ヒロインは3キャラという、エロゲにしては少ないキャラ構成。
ストーリーの導入も至ってシンプル。
部の存続のため、学園祭で演劇をしなければならず、演劇の練習をする話。
シンプルな導入だが、本作は練習内容が変わっており、実生活で恋愛をロールプレイして自然な演技を身に着ける、というもの。
要するに、ペアを組んで普段の生活で恋愛ごっこするということ。
他のエロゲで彼氏役、彼女役として仮恋人な展開はあったが、演劇の練習で恋愛ごっこは珍しいと思う。
九條瀬那(CV:青山ゆかり)
演劇部部長。お嬢様。
柚木沢鮎香(CV:春日アン)
瀬那のメイド。趣味は釣り。
羽澄ここあ(CV:小倉結衣)
主人公の妹。
本作といったら、鮎香さんのエロメイドっぷりだ。
キャラクタとしてもかなり面白く、魅力的だが、ルートに入るともうエロエロが止まらなかった。
エロいけど、ヒロインとしての可愛らしさはそのまま、いやむしろ、より可愛くなっているから素晴らしい。
他キャラが若干霞んでしまうほど、鮎香さんのキャラクタ性が強く、魅力的。
コメディも面白いので、是非見てみてほしい。
>>FANZAで『汐見崎学園演劇部 恋ぷれ〜あなたといちゃいちゃろーるぷれいんぐ!』を見てみる
CloverPoint
発売日 | 2007年12月21日 |
メーカー | Meteor |
舞台 | 学園・寮 |
ヒロイン数 | 5人 |
シナリオライター | J・さいろー 、星野真樹 |
テーマ | 演劇・恋愛 |
J・さいろー担当キャラ | 稲森 真星 |
学園で公演する演劇の練習する中、演劇部の月音は学園に伝わる『伝説の台本』を発見する。
急遽、題目を変更することになるが、変更したことにより出演者が足りなくなってしまった。
月音は主人公の祐真君に出演者を学園内からキャスティングを依頼する。
またしても、演劇モノで冬が舞台の作品を紹介。
本作はJ・さいろー氏と星野真樹氏の2人のライターがシナリオを手掛けている。
恋ぷれよりもガチ目の演劇モノとなっている。
祐真君が足りていない配役をキャスティングするところから始まる。
キャスティングと演劇の練習をテーマに序盤の物語が進んでいく。
演劇の配役である主要キャラは男女共用の寮(ここ重要)に住んでいるのが特徴。
男女共用の寮なので、家族同然の付き合いのような雰囲気があるのが面白い。
小鳥遊 夜々(CV:みる)
学園に転入してきた後輩の女の子。人付き合いが苦手。
『レッツ背徳♪』で有名になった人。
柏木 月音(CV:芹園みや)
年上の幼馴染。文武両道&才色兼備で学園で人気。
稲森 真星(CV:一色ヒカル)
明るいドジっ娘。学園のアイドル的存在。
日向 美緒里(CV:草柳順子)
毒舌家で守銭奴。
シロツメ(CV:深井晴花)
謎の女性。
本作のエロ担当は真星ちゃん。
大晦日~正月に寮生の帰省が始まり、寮に主人公と真星ちゃんだけになってしまう。
ひょんなことから寮で2人だけのAV鑑賞会が始まって、恋人じゃないけどエロに興味深々の2人が面白い。
エロいことむっちゃやってるのに、いまいち恋人になれない2人がまた良い。
エロイだけでなく恋人になるまでの心情が丁寧に書かれている。
夜々ゲーと呼ばれるほど、夜々が人気なゲームだが、どのキャラも面白く魅力的。
ゲームの雰囲気もよく、個別ルートもどれも楽しめるのでオススメ。
プリズム◇リコレクション!
発売日 | 2013年2月22日 |
メーカー | Clochette |
舞台 | 学園 |
ヒロイン数 | 4人 |
シナリオライター | J・さいろー、秋史恭、姫ノ木あく |
テーマ | 恋愛 |
J・さいろー担当キャラ | 連城紗耶香 |
西暦2040年の少し近未来な日本。
妹と一緒に故郷に引っ越してきた主人公は学園の観光案内サークル「☆☆☆部(ほしみっつぶ)」に入部することになった。
抜きを意識した萌えゲブランドのクロシェットから。通称プリコレ。
クロシェットはどの作品やってもエロイから、抜きに迷ったらクロシェットを選べば問題無い。
クロシェットの中で特にエロいのは本作「プリズム◇リコレクション!」
しんたろー氏の可愛くエロい絵とJ・さいろーのシナリオがシナジーとなり、ドエロイことなったゲーム。
あらすじ書いてて思ったけど、あらすじ読むだけでは全く惹かれないほど、導入が弱いゲーム。
部活で女の子たちと仲良くなっていく話で、ありふれ過ぎて逆に新しく感じる。
巨乳な女の子たちがワイワイと群がってくるので、キャラ萌えゲをやりたい人にはあっていると思う。
全体的にストーリーはいまいちパッとしないかな。
コメディもそこまで面白くないので、本当にキャラ萌えかエロ抜きしたい人向けなゲーム。
久我山 このか(CV:雪都さお梨)
主人公の妹。つかみどころがないキャラ。ナチュラルにエロをぶち込んでくる。
初咲 雛乃(CV:本田珠里緒)
主人公の後輩。優秀なソフトウェア技術者。CVは車の人でぐぐろう。
アイナ・アシュウィン(CV:桐谷華)
人懐っこいハーフ。
連城 紗耶香(CV:夏野こおり)
☆☆☆部の部長。明るい性格でカメラマニア。
本作はどのキャラもエロいのだが、やはりJ・サイロー氏の書く紗耶香ルートは異質なエロさを感じる。
カメラマニアなので、自分がフェラしている姿を写真にとったり、おおよそエロゲにはない開脚してハメ撮りするなど、
いい意味でヒロインをぶっ壊しにきているのが面白い。
ストーリーは期待できないが、絵・声・エロのクオリティが高い。
特に絵は美しすぎるほどで、10年たった今でも前線で戦えるレベル。
エロシーンの構図もユーザを抜かそうと、女体が大きく描かれている。
流石、萌えゲ―アワード受賞作品と感じられるほど素晴らしい出来栄え。
本作はショーツの描き込みが素晴らしく、この1作でいろんなショーツを拝むことができるので是非見てほしい!
さいろー氏はエロシーン以外の日常シーンでもエロを匂わせてくるので、単調なエロシーンに飽きた人は是非プレイしてほしい。
正直、少々絵が古い感じは否めないが、エロ文章は何年たっても色褪せない。
ストーリーの出来もよいので、純粋に読み物としても面白い。
最近はエロゲのシナリオを書かなくなって寂しいけど、もし、さいろー氏のエロゲがでたらチェックしてみてね!
4,180円
※古い作品が多いので実行環境にはご注意ください。