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エロゲ「白昼夢の青写真」紹介(メーカー:Laplacian)

素晴らしいストーリーと魅力的なヒロインが登場するLaplacianの傑作。
先が気になる展開と何度も読み返したくなるストーリーは正に圧巻。

キャラ良し・雰囲気良し、エロまでは少し遠いけど、読み応えたっぷりのストーリー。
そんなゲームをプレイしたい人には是非オススメ。

あらすじ・作風

本作はオムニバス形式で3つの独立したストーリーから成る。
それぞれのストーリーを読み終えると、最終章を読むことができる。

あらすじ

「女生徒と教師の不倫」
「劇作家と女優の恋愛」
「少年と教育実習生の恋愛」

男は3つの夢を見る。そして傍らで同じ夢を見る少女。
この夢と少女は一体何を意味するのか……。夢と少女に隠された真実を追い求めていく

登場ヒロイン

Case1:波多野 凛(はたの りん)

他界した小説家、波多野秋房の一人娘。
CV:神代岬

Case1:「女生徒と教師の不倫」のヒロイン

主人公。
古文の非常勤講師。既婚者。

Case1:あらすじ

有島は小説家の夢を持っていたが亡き秋房への憧れと嫉妬心を拗らせ、夢を断念し古文の非常勤講師として鬱蒼とした日常を送っていた。

ある日、凛が波多野秋房の娘で、自身が受け持つクラスにいることを知る。

凛の亡き父への想いと儚さを見た有島は、凛に惹かれていくことを自覚しつつ、もう一度、  小説を書くためにペンを執る。

有島の小説と物語はどのような結末を迎えるのか…。

ストーリーは重めで、不倫という背徳感のある恋愛が特徴。
普通のエロゲには無い、歳の差不倫というキワキワな路線の話が楽しめる。

凛の儚げな感じと主人公の心の脆さが上手く描写されたストーリーとなっている。

凛はお淑やかで大人しい性格だが、エロは艶めかしく年下なのに攻められてしまう。
特に初体験は情熱的で印象深い。

Case2:オリヴィア・ベリー

貴族の令嬢。小さな劇団の座長を務めている。
CV:神代岬

Case2:「劇作家と女優の恋愛」のヒロイン

主人公(ウィル)は脚本の才能がある酒場の息子。

Case2:あらすじ

盲目な父の酒場を手伝う傍らでウィルは脚本を書き、赤字の酒場を支える日々を送る。

ある日、酒に酔ったウィルは貴族の鹿を盗み出そうとして、捕まってしまう。
貴族の眼前に出されて殺される寸前で、令嬢のオリヴィアに脚本の才を見出される。

弱小な彼女の劇団の脚本家として、そしてオリヴィアの奴隷として劇団を再興することに。
弱小劇団による、演劇はどのように生まれ変わっていくのか…。

全体の雰囲気は殺伐としており、時折、緊張感があるストーリーが特徴。
身分が違う男女の恋愛と感動の話を読むことができる。
オリヴィアの苦悩と立ち向かうウィルの様子が見どころ。

劇団員のキャラクタも面白く、忘れ慣れないほど印象的。

オリヴィアは強気な性格でスタイルも良い。
演劇モノのエロゲは数多くあるが、本作はのストーリーは短編ながらも面白い。

Case3:桃ノ内 すもも(もものうち すもも)

教育実習生の女子大生。
CV:神代岬

Case3:「少年と教育実習生の恋愛」のヒロイン

飴井カンナ(主人公)は不登校児。
将来の夢はカメラマン。

Case3:あらすじ

死んだ母が撮りたかった彗星を撮るため、学校に行かず母の形見の車を修理していたカンナ。
そんなある日、カンナの家に教育実習生のすももが訪問する。

学校に行きたくないカンナと、小煩い父に挟まれ辟易していたが、彗星を撮りたいカンナの夢を知り、
素の自分を押し殺して教員の道に進む自分に疑問を持つすもも。

本当にやりたいことを見つけるため、すももはカンナの夢に協力することに。
カンナとすももは彗星を撮ることができるのか。

割と明るいストーリーが特徴。
主人公が不登校なので、家のガレージが主な舞台。

なんといっても、すももが面白い。
エロゲでは希少である、ヒロインなのにビッチなキャラ。

経験豊富なのでエロはすももに終始リードされる。
父親がいる家のガレージで、こっそりエロいことするシーンは良い。

お姉さんだけど、子供っぽいすももが可愛らしいね!

Case0:世凪(よなぎ)

主人公と一緒に眠る謎の少女。
ボーっとしており、感情の起伏が少ない。
CV:神代岬

本作の主軸なストーリーで一番長い話となっている。

3つの夢との繋がりと壮大なストーリー展開は見事というしかない。
3つの夢も素晴らしかったが、それ以上に世凪のメインストーリーが圧巻だった。

ストーリーの感想を書くと全てネタバレになってしまうので、是非読んでほしい。

総括

オムニバスのCaseごとに1本のエロゲにしてもいいくらいの面白さがある。

Caseごとに雰囲気が異なるので、他のエロゲの数倍以上の満足感がある。
プレイ後の読了感は素晴らしいの一言。

あえて欠点を言うならば、夢の話が短いこと。
どのCaseのストーリーもヒロインも魅力的なのでもっと読みたいと思わせられた。
けれども、ダラダラと長いより短く面白いストーリーのほうが良いのかもしれない。

お淑やか・強気・明るい、など多彩なヒロインたちがいる一方で、印象深いサブキャラも多い。
キャラクタが濃いサブキャラたちが、ストーリーを盛り上げてくれる。

流暢なルー語を操りサブキャラ

また、原画と塗りが非常に綺麗なので、エロも肉感がいやらしく表現されている。

この作品で抜いた回数はなんと5回。
(凛:2、世凪:1、すもも:2)
ストーリーもので5回も抜ければ十分。

濃厚なストーリー好き、エロ好き、どちらも間違いなく楽しめるのでオススメ。


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